皆さんはブランド品を購入するでしょうか。僕は全くと言っていいほど買いません。
ブランド物を買う理由や目的は「承認欲求」を満たすため、「物欲」を満たすためなどが考えられます。皆さんはモノを買って満たされたことがあるでしょうか。満たされるというと分かりずらいので言葉を変えます。満足したことがありますか。おそらく多くの人が次にほしいものが出てきて買ってしまうのではないでしょうか。
今回のテーマは「満足」です。
人はどんなに欲しいモノを手入れたとしても時間が経つと次のモノが欲しくなっていきます。
それでは何にお金を使うことで人は満たされる(満足)するのか。各種大学の研究結果をもとに解説していきます。
今回の記事で分かることは以下の通りです。
- モノを買っても満たされない理由
- 何にお金を使えば満たされるのか
満足感=幸福感という定義のもと話を進めていきますのでご了承ください。価値観は人それぞれですのでモノを購入することを全否定しているわけではありません。自分とは違う価値観として捉えていただければ十分です。
満たされない理由① 持っていることになれる
人間の脳は様々な出来事に対して一定期間うれしい・かなしいという感情が働きますが、時間が経つとその感情に慣れていくという性質があります。
つまりは、欲しくてたまらないものがやっと手に入ってもそのモノを持っていることに慣れていきます。そうするとまた新たに欲しいものが出てくるということです。
これはイギリスの心理学者イケルエイゼンクが提唱した『ヘドニック・トレッドミル現象』と呼ばれるものです。
ヘドニック(Hedonic)は快楽・トレッドミル(Treadmill)はランニングマシーンを表しています
快楽を求めてどんなに走り続けても前に進むことが全くできず、幸福(目的地)にはたどり着くことができないという事です。ロバがニンジン(快楽)を求めて歩き続けてもたどり着けないという事ににています。
いくらモノを買い続けても人は満足しないというわけです。手に入ることのないニンジンを求めてただ追いかけるだけのロバになるのは辞めてみることが始まりなのです。
満たされない理由② 満足度は鈍化する
経済学には『限界効用逓減効果の法則』というものが存在します。別名ゴッセンの法則とも言います。
これは財の消費が増えていくほど財の追加分から得ることのできる効用(満足)はだんだん小さくなるというものです。
もっとわかりやすく説明すると
真夏にあなたは喉がとっても喉が渇いています。その際に水を飲むと喉が潤い満足感(効用)は高くなります。その後に2杯目を飲むとどうでしょう。1杯目ほど満足はしないのではないでしょうか。3杯目はもういらないとなっていくように得られる満足感は段々と小さくなっていくのです。
定期的に自分へのご褒美として高い買い物をしていたとしても満足感が高いのは最初の方だけという事になります。何度もモノを購入していると自分では気づかないうちに段々と満足感は鈍化していくのです。
満たされない理由③ 上には上がいる
高価なものを身に着けることで他の人と自分は違うという事を表現したり、自己肯定感を満たすために着ている人もいると思います。人によっては自分の持ち物でマウントを取ろうとする人もいます。そういったことを目的とするためにモノを買うことはお勧めしません。
考えてみてください。あなたよりもお金持ちな人は世の中に星数ほどいます。
久しぶりに会った友人が自分よりもいいモノを持っていたらどう思うでしょうか。ただ単純にすごいと思える人もいれば、その人よりも自分が劣っていると劣等感を抱く人もいるでしょう。マウントを取りたがる人は他人と自分を比較しやすい傾向にあります。より頑張ろうとポジティブな考えができる人ならばよいかもしれませんがすべての人がそうではありません。
高価なモノを持つことで自己肯定感を満たすのはあまり得策ではないように思えます。
何にお金を使えば人は満足するのか
人はモノにお金を使っても満足しにくいという事は分かっていただけたと思います。それでは何にお金を使えば満足感・幸福感を高めることができるのか。それは「体験・経験」です。
体験・経験の例として旅行やライブなどです。
これはアメリカのコーネル大学で行われた「お金の使い方と幸福感」の実験で証明されています。
被験者を「モノにお金を使ったグループ」と「体験・経験にお金を使ったグループ」の二つのに分けてそれぞれ別のことに同じ金額を使ってもらいます。その後に幸福感を調べるといった内容の実験です。
一見手元にそのモノが残る前者のグループの方が幸福感を強く感じそうですが、結果は逆で「体験や・経験にお金を使ったグループ」の方が幸福感を強く感じたそうです。モノを手に入れるよりも見たことのない景色や食べたことのない味に出会う方がインパクトが大きいと思いませんか。
さらにモノを買ったグループよりも幸福感が長続きするという効果も確認されています。
まとめるとモノを購入するよりも体験にお金を使った方が幸福感をより強く、長く感じることができるという事です。
まとめ
人はブランド物を買っても満たされないという内容の話でした。モノに囲まれた人生が自分にとって最高の幸せなのだと考える人はモノを買い続ければよいと思います。考え方は人それぞれですし、それを否定するつもりもありません。
ただ研究結果ではあのような結果が出ているという事だけ頭の片隅に入れといてもいいと思います。



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